TOHOKU_LIFE ずー--っと買うかどうか悩んでいた「 南部鉄器 」。お隣岩手県の伝統工芸品です。ここ数年購入するかどうか、常に悩んでおりました。でもケトルもあるし・・・。ということで、結局買わずにいたのですが、今回ようやく購[…]
南部鉄器 の使い方~初めて利用する際は「湯垢づけ」という作業が必要です
価格:16,500円 |
価格:3,880円 |
悩みに悩んで南部鉄器を購入して、手元に届いて喜んでいたのですが、使用する前にやらなくてはならないことがあると知りました。それが「湯垢づけ」。鉄は錆びますが、この「湯垢づけ」をすることで、錆びにくくなるそうです。やり方は特に難しいことはなく、お湯を沸かして捨てるを3回程度繰り返すだけです。
南部鉄器 が届く
注文してから2日後、すぐに南部鉄器が手元に届きました。このような感じで、しっかりとした箱に入ってきます。ギフトにもよさそうです。
意外とコンパクトなことに驚きました。一般的なボールペンと比べてもこのサイズ感です。
さっそく出してみると・・・ちゃんと「本場」の表記がありました。テンションあがります!
初めて持った感想は「重っっっ」でした。2kgなんて大したことないだろうと思っていましたが、意外に重かったです。でもこれだけ重いなら、丁寧に扱いそうだから逆によいのかもしれません。
湯垢づけ
さっそく使ってみよう!!と思いましたが、使用する前には、錆びを防止するための「湯垢づけ」という作業が必要になるそうです。すっごく簡単に言うと、お湯を沸かして捨てる作業を3回程度繰り返すだけなんですが・・・水道水で沸かしてしまうと、水質によっては錆びが発生してしまうようです。普段お湯を沸かす時は、水道水で全く問題ないのですが、この作業の時だけはミネラルウォーターを用意しなくてはなりません。しかも硬水。ということで私はevianを購入しました。
普段、お水の硬度なんて気にしていなかったのですが、evianの硬度は約300mg。
硬水を用意すると聞いた際、真っ先に思いついたのがコントレックスなんですが、こちらの硬度は1500mg近くあるそうです。湯垢づけの作業には、硬度300mg程度がよいということで、今回はevianに致しました。用意する量ですが、南部鉄器の8分目程度までいれなくてはならないので、それを×3した量となります。私の場合は、南部鉄器の容量が0.9ℓなので、それの8分目まで×3で、約2.5ℓ準備いたしました。
こちらが湯垢づけ前の南部鉄器の内部です。
漆黒です。
この中に、準備したevianを8分目まで入れて、火にかけて沸騰させます。沸騰後、中火で20分程度沸騰させたままの状態にして、一旦お湯を捨てます。火にかけている間、蓋は外しておくのですが、私はお湯を捨てる際も、蓋を外したままにしてしまい、蒸気で火傷しそうになりました。皆さんはお湯を捨てる際は、しっかりと蓋を閉めてくださいね・・・。
こちらが1回目の変化です。
あんなに漆黒だった南部鉄器に、白い点々が付いてしまいました・・・・。見た目は少し残念な状態ですが、これが正解!問題ありません。この白い点々の正体はevianに含まれていたカルシウムやマグネシウムです。この白い膜が錆びを防いでくれるそうです。
ここからは全く同じ作業を繰り返します。蓋を開けたまま20分沸騰させて、お湯を捨てる・・・・
2回目の後。先ほどよりも白い箇所が増えてきました。
3回目終了後・・・。
この状態で、沸かし終わったお湯が、濁っていなければ大丈夫です!これで湯垢づけの作業は完了です。ここまで終わったら、もう水道水を使っても大丈夫です。
白湯テイスティング
南部鉄器を使っている人の口コミ等を見ると「口当たりが全然違う」「お水の味がまろやか」というようなものをよく見かけます。南部鉄器を買ったはよいけど、この点に関しては半信半疑でしたので、実際に飲んでみました。一つはケトルで沸かしたもの、もう一つは南部鉄器で沸かしたお湯を、それぞれコップに入れて、わからないように(底に目印をつけて)主人と飲んでみたのですが・・・
二人とも南部鉄器で入れた白湯を当てることができました!!
どちらが南部鉄器かわからない状態で飲んだのに、二人とも大正解でした。私は、ケトルで入れた方が、化学的な味がする・・・と言い、主人は、南部鉄器で入れた方が、まろやかな味がすると言い、感想は違いましたが、二人とも当てることができました。普段、水の味なんて気にしていない二人でも、この違いは余裕でわかりましたので、やっぱり南部鉄器ってすごいんだなと思いました。
南部鉄器 普段の手入れ
手入れが面倒かな?と思いましたが、少し面倒な湯垢づけさえ終わらせてしまえば、後は特に面倒とは思いません。鉄瓶の中にお湯を入れたままにしてはいけないので、沸いたらすぐにコップ等に移し、南部鉄器を予熱で乾燥させるだけです。これだけなので、個人的には特に負担に感じません。これからも長く使っていけそうです。
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